新規事業創出
まだない事業には、まだない人の行動がある。
新しい事業を考えるとき、市場を分析し、顧客を理解し、競合を知ることはもちろん大切です。
でも、本当に新しいものは、今ある市場や顧客の行動を分析するだけでは生まれないことがあります。
まだ誰も使ったことがない。まだ誰も必要だと言っていない。だから、市場調査にもデータにも、まだ答えはありません。
私たちが考えたいのは、**「これが世の中に生まれたら、人はどんな新しい行動を始めるだろう」**ということです。
最初は少し戸惑う。でも、触れてみると新しい。それによって人の行動が変わり、やがて新しい習慣になり、文化になっていく。
既存のマーケットの中に新しい商品やサービスをつくるだけではなく、まだない人の行動までつくれるか。
そこから、新しい事業を考えます。
マーケティングを、否定する力。
新規事業をつくるうえで、マーケティングは必要です。
市場を知る。顧客を理解する。競合を見る。事業として成立する可能性を考える。
私たちも、それらを大切にします。
でも、ときに私たちは、そこから導き出された答えそのものを疑います。
今ある市場を前提にしていないか。今ある顧客行動を前提にしていないか。「普通ならこうする」という常識に、自分たち自身が縛られていないか。
まだ存在しないものは、過去のデータだけから計算することはできません。
だからこそ最後は、人がそれに出会ったときの驚きや戸惑いまで想像しながら、クリエイティブの力で未来を構想する。
マーケティングで考え、マーケティングを疑い、ときには、その答えを否定する。
既存市場の中に新商品を一つ増やすだけではなく、新しい行動や習慣、その先にある文化まで生み出せるか。
そんな視点を大切にしています。
曖昧なものを、事業の形にする。
新規事業のはじまりは、たいてい曖昧です。
新しい技術がある。アイデアがある。解決したい課題がある。経営の意思がある。現場の声がある。でも、それらがまだ一つの事業としてつながっていない。
さまざまな情報や意見を理解し、整理し、議論をファシリテートしながら、**「結局、私たちは何をつくるのか」**をシャープにしていきます。
必要であればワークショップを行い、異なる立場の人たちの考えを引き出しながら、一つのコンセプトへとまとめていく。
そこから、ビジネスモデルやPL、サービス名、ロゴ、UI/UX、プロダクトやパッケージのデザイン、そしてローンチ時のコミュニケーションまで。
考えることと、つくることを分断しない。
まだ輪郭のないアイデアを、実際に人が触れられる事業へと変えていきます。
正解がないから、つくりながら前に進む。
新規事業には、最初から正解が用意されているわけではありません。
だから、すべてを決めてから制作を始めるのではなく、仮説をつくり、見える形にし、議論し、試し、また考える。
クリエイティブは、完成した事業を最後にきれいに見せるためだけのものではありません。
名前をつけてみる。画面をつくってみる。プロダクトの姿を描いてみる。コミュニケーションを考えてみる。
まだ見えていないものを見えるようにすることで、議論そのものが変わり、事業が前へ進み始めます。
私たちは、ファシリテーションとプロジェクトマネジメント、そしてクリエイティブの力を使って、正解のないプロジェクトを前へ動かしていきます。
飛躍させる。そして、着地させる。
まだない人の行動を想像すること。
そして、その大胆な仮説を、実際に世の中へ出せる事業へと変えていくこと。
どちらか一方だけでは、新しい事業は生まれません。
マーケティングの答えから飛躍しながら、コンセプト、ビジネスモデル、PL、ネーミング、ロゴ、UI/UX、プロダクト、そしてコミュニケーションまで、現実のものとして一つひとつ着地させていく。
まだないものを構想する力と、それを本当に存在するものにする力。
その両方を使って、新しい事業が世の中に生まれるところまで伴走します。