BtoBブランドを、シネマティックに描く。
技術や製品の価値を伝えるだけでなく、その背景にある思想や挑戦まで描く。映画のような映像表現で、ビジネスの相手にも、その先にいる人々にも届くブランドコミュニケーションを目指しました。
企業の挑戦を、映画のように描く。
BtoB企業が生み出す製品や技術には、社会を大きく前へ進める力があります。
しかし、その価値はスペックや性能を並べるだけでは伝わりません。企業がどんな課題と向き合い、なぜその技術を生み出したのか。その背景にある挑戦まで描くことで、技術は「製品」から「ブランド」へと変わっていきます。
今回ヤンマーと取り組んだ3つの映像も、目指したのは製品紹介ではありません。企業の挑戦そのものを、一つの映画のように描くことでした。
海の未来を変える挑戦。
最初のテーマは、船底洗浄ROVです。
船底に付着する海洋生物は、燃費を悪化させるだけでなく、本来存在しない地域へ生物を運んでしまう原因にもなります。また、現在の洗浄作業はダイバーによる危険な水中作業に支えられています。
ヤンマーは、その課題を解決するため、遠隔操作で船底を洗浄するROVを開発しました。
私たちが描いたのは、その機械ではありません。
海運の未来をより持続可能なものへ変えようとする企業の挑戦です。
人の仕事を守る挑戦。
フランス・シャンパーニュ地方の急斜面では、農薬散布の作業中に転倒や滑落事故が起こることがあります。
ヤンマーが開発した自動走行ロボットは、そうした危険な作業を人に代わって担う存在です。
映像では、自動走行技術の仕組みを説明するのではなく、その土地で働く人々の営みや、ワインづくりの文化、そして安心して働ける未来を描きました。
技術を紹介することではなく、人の暮らしを描くこと。
それによって、BtoBの製品は、より多くの人の共感を得られるブランドへと変わっていきます。
現場から生まれた挑戦。
新型ショベル「DELTA」も、同じ考え方で制作しました。
都市部の限られた空間でも使いやすい超小旋回性能。その機能は、全国の営業担当者が現場へ足を運び、お客様の声を集め続けた結果、生まれたものです。
だから私たちが描いたのも、スペックではありません。
現場に向き合い続ける企業の姿勢であり、その積み重ねから生まれたものづくりへの思想でした。
シネマティックという選択。
こうした挑戦を描くために、私たちは映像そのものの質感にも徹底してこだわりました。
シネマスコープの横長画角。映画のようなカラーグレーディング。光や空気感まで設計したライティング。そして高品質なシネマカメラによる撮影。
それは「映画っぽく見せる」ためではありません。
企業の挑戦を、一本の作品として体験してもらうためです。
BtoB企業にも、心を動かす物語があります。
私たちは、その物語をシネマティックな映像表現へと翻訳することで、ビジネスの相手には確かな説得力を、その先にいる人々には共感を届けるブランドコミュニケーションを目指しています。